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このブログを書く四元輝博とジョシュア清水が経営する旅行代理店スカイメリカ
ジョシュア清水 自らが操縦する、日本語でのガイドと会話を楽しみながらハワイ島を巡るセスナの旅
このブログを書く四元輝博と共にスカイメリカを経営するハワイ島在住の日本人パイロット、ジョシュア清水のブログ
スカイメリカの共同経営者、シリコンバレー在住の四元輝博によるIT情報・ベンチャー起業に関するブログ
四元輝博によるに 「組み込みJava による M2Mソリューション」に関する調査レポート・サイト
: 日付別 アーカイブ :
2005年5月
以前『Movable Typeのアーカイブ(4) 「週別アーカイブ」』で触れたとおり、このブログでは、「週別アーカイブ」も作成されるように設定してある。
加えて、その「週別アーカイブ」に対するリンクを張るために新たに「週別アーカイブ一覧」というページが構築されるようにテンプレートを追加しているが、それについて少し解説してみたい。
ご覧のページの右側の「アーカイブ」セクションの最下に「週別アーカイブ一覧」というリンクがある。 このリンク先のアドレスは、「http://www.skymerica.com/blog/yotsumoto/WeeklyList.html」となっており、日付毎のアーカイブやカテゴリー毎のアーカイブの様に、格納するアドレスがエントリーによって変化することはない。このように格納アドレスが固定される場合は、インデックス・テンプレートに登録するとよい。
具体例でいくと、この「週別アーカイブ一覧」を実現するためにテンプレート管理画面の「インデックス・テンプレート」セクションに新たなテンプレートを作成した。「テンプレートの名前」欄に「週間アーカイブ一覧」、「出力ファイル名」欄を「WeeklyList.html」としている。「テンプレートの名前」欄は何でもよいのだが、自分でわからなくなるといけないのでこのような名前にした。ここで設定した「出力ファイル名」欄の値が、ブログサイトのURL、つまりこのブログでは「http://www.skymerica.com/blog/yotsumoto/」、からのパス名となる。
では、テンプレートファイルの中身は、というと実際は長いのだが、
実質的に週間アーカイブへのリストを作っているのは、
<ul class="ArchiveList">
<MTArchiveList archive_type="Weekly">
<li><a href="<$MTArchiveLink$>"><$MTArchiveTitle$></a></li>
</MTArchiveList>
</ul>
と、わずか5行である。
簡単に解説すると、「<MTArchiveList archive_type="Weekly">」で、週間アーカイブのリストを出力するように指定し、その2行後の「</MTArchiveList>」までの間に、週間アーカイブのリストが出力される。
「<$MTArchiveLink$>」が週間アーカイブへのリンクアドレスなので、それを「<a>」タグて指定し、それを「<$MTArchiveTitle$>」でタイトル表示しているだけである。
表示の形式はスタイルシートで変更できるが、これはついてはまた別のブログで。
最後に、画面右側を表示するテンプレートの中で、
<a href="<$MTBlogURL$>WeeklyList.html">週間アーカイブ一覧</a>というリンクを追加すれば完了。ここの「<$MTBlogURL$>」がブログサイトのURLを現している。
このように、週間アーカイブを実現するのは、非常に簡単である。
カテゴリー: MTアーカイブ 14:04 | コメント (0) | トラックバック (0)
『JTPAセミナー「CJKV 日中韓越情報処理」(20050527)』の続編。
このセミナーについてのレポートブログがいくつか上がっているようなので、それについて。
ブログの世界では当たり前なのだろうが、このようなオフラインのセミナー後に、アフター・セミナーというか、オンラインで議論や情報交換ができるのが嬉しい。
ではまず、上田嘉紀さんの「JTPAセミナー報告」から。 上田嘉紀さんの記事では、非エンジニア向けの文字コード(Shift-JIS、JIS、EUC)についてや、文字化け問題についてのコメントがある。
ちょうど、ここに挙げられているように、私のブログと上田さんのブログ、正確に言うと exciteブログ(exblog.jp) とは「トラックバックの文字化け」でも述べたとおり、相性がわるく、トラックバックが文字化けする。最近はソフトを使う側は文字コードに関して無視できるようになってきてはいるが、現実の世界では、どうしてもこのような問題が起こってしまう。その意味では文字コードに関する知識もやはり重要である。
また、上田さんはこのブログにわざわざ私の記事について追記していただきまして、それによると私も相当に「濃い人」に分類されているようだ。(笑)
それから、上田さんブログで紹介されている kazamaさんの「Cafe Babe」。 公演内容を見事にまとめておられる。 これによると、kazamaさんは講演者であった Ken Lunde氏の本を、英語の原著と日本語訳2冊づつの計4冊をお持ちだということだ。 今回、初めて伺わせいただいたブログだが、鋭いご指摘をされているので、今後、他の記事を拝見させていただいて、いろいろ勉強させていただこうと思う。
この様に、このセミナーは内容が内容だっただけに、業界のスゴイ(濃い?)方がお集まりになられたのではないだろうか。主催者側のスタッフとしては嬉しい限りである。
ということで盛況だった今回のセミナーに引き続き、次回の日米同時セミナーも今回に負けないくらいの企画にしてみたいと思っている。乞うご期待。
カテゴリー: JTPA 10:55 | コメント (0) | トラックバック (0)
先日、とある会社のVPNの設定のお手伝いをしたので、今回のブログはそれについて。
まず、VPNとは Virtual Private Network の頭文字からきている。 従来この言葉は電話回線(音声通話)で利用されてきていたが、最近は、インターネット経由でデータを暗号化することにより事務所間を専用線のごとく繋いだり(Site to Site VPN)、または、自宅や出張先のノートPC等から、オフィスにあるファイヤーウォール(ルーター)を通過して会社内のサーバーにアクセスしたりする場合(Remote Access VPN)によく使っているようだ。
その会社は、ファイヤーウォール・ルーターとして SonicWall という会社の TZ 170 という製品を使っていた。 SonicWallは日本でも販売されているのでこれを読んでいる方でSonicWallを使っていらっしゃる方もいるかもしれない。
この製品の25ユーザ版には、VPNクライアントのライセンスが1ライセンスついているのだが今までそれを使っていなかった。それはもったいないということで、これをきちんと設定してVPNがつかえるようにしようということだった。
では、実際のセットアップ作業となるのだが、その方法を調べるのがひと仕事である。 もちろん、製品のマニュアルを隅々まで読めばできるのだが、それでは時間が掛かりすぎるので、ちょっと虎の巻を探してみる。 すると、「SonicOS Standard: Configuring GroupVPN for Global VPN Clients」というドキュメントがあった。 残念ながらこれは英語のドキュメントで、この日本語訳はまだ出ていないようだが、これをみればTZ170本体側のVPNの基本的な設定方法がわかる。
クライアント側については、「SonicWALL グローバル VPN クライアント 2.1J 管理者ガイド」という日本語のドキュメントがあるのでそれに従えばよい。
基本的に、クライアント側では何もしなくてよい。ソフトをインストール後、入力した内容と言えば、TZ170本体のインターネット側のIPアドレスと、あとはユーザーIDとパスワードぐらいであった。
SonicWALL の VPN は結構よくできて、細かな設定、例えば暗号化方式の指定などはクライアント側で設定する必要がなく本体側から自動的に情報が取得され、それに従ってうまく動作してくれるようである。後で実験してみたが、いわゆるNAT越えも問題なかった。
カテゴリー: VPN/Firewall/NAT 14:47 | コメント (0) | トラックバック (0)
『JTPAセミナーお知らせ 「CJKV 日中韓越情報処理」』でもお知らせしていたとおり、シリコンバレーと東京をテレビ会議システムで結んでのセミナーが開催され、先ほど無事終了した。
私は、スタッフとして早めに会場入りしたが、その時講演者のKen Lunde氏とセミナー担当のAさんはすでに会場入りしており、打ち合わせを始めていた。 私もAさんの紹介でKen Lunde氏と名刺交換をさせていただき、そこで早速、セミナーお知らせブログでの予告どおり、スタッフである特権を乱用して Ken Lunde氏の直筆のサインをしっかりと頂いてしまった。 サインを頂くとkenさんが「これでeBayで高く売れるよ」とジョークを飛ばしていた。
講演の内容の方はというと、文字コードとは何ぞや、という基本的なところから始まり、各種JISコード規格、Unicode、それから、今後のGB18030の将来性、といった展開であった。
本題の技術的な説明が終わると、おまけとして、ご家族の写真や生まれ育った家、趣味で撮られた風景写真などがご披露された。ちなみにKenさんの奥様は日本人の方です。
質疑応答の時間になると、アメリカ側からも日本側からも活発に質問が飛び交った。その内、真面目そうな白シャツにネクタイ、メガネの青年が質問を始めたのだが、はじめ誰だかわからなかった。 よくよく見ると、お知らせブログでふれた、私が参加するように誘った某大学教員の友人であった。 何年かぶりの再会といったところだろうか。 但し、この状況を再会と言えるかどうか微妙なところだが。
そうこうしているうちに、アメリカと日本を結んだ約2時間に渡るセミナーは無事に終了することができた。
最後にセミナー担当のAさん、企画から準備まで奔走されお疲れ様でした。 ゆっくりとご休養ください。
カテゴリー: JTPA 00:11 | コメント (0) | トラックバック (1)
昨晩は一ヶ月ぶりのJTPAのニュースレター編集会議があった。
今日は、病欠者が多く、出席率が悪かった。 最近シリコンバレーが急に暑くなったので、それが原因で体調不良になったのかもしれない。 そのためか話題も病気・病院系の話しから始まった。 私はこの手の話しは弱いので終始聞き役に回っていた。
その内、話題は大学ネタになった。出席者の中には現役スタンフォード生やバークレー卒業生もいて、いつのまにか大学比較論が始まってしまった。これについては、いろんな観点からの比較を行ってみた。この件は、いづれニュースレターとして発行されることになると思うので乞う御期待。
さて本日5月27日は、先日のブログ『JTPAセミナーお知らせ 「CJKV 日中韓越情報処理」』でも紹介したセミナーの日である。これについては明日のブログで詳しく報告させていただきたい。
カテゴリー: JTPA 01:26 | コメント (0) | トラックバック (0)
最近「アーカイブ・ファイルのテンプレート」について考察しているが、今回は特に、カテゴリーアーカイブの「アーカイブ・ファイルのテンプレート」欄について考えてみる。
管理画面、「設定>アーカイブの設定」ページの「アーカイブ」セクション「アーカイブ・ファイルのテンプレート」欄はデフォルトで空白である。 しかし、この欄が空白でもデフォルトと思われる場所にうまくアーカイブが作成されてゆく。
これに関しては、『Movable Typeのアーカイブ(2) 「アーカイブのデフォルト格納場所』でレポートした。
次の疑問が、このデフォルト値と等価なテンプレート・タグはいったいなんだろうか、ということ。 つまり、「アーカイブ・ファイルのテンプレート」欄にどんなテンプレート・タグを書けば、デフォルトの場合と全く同じ出力(アーカイブ)が再構築されるか、ということ。
5つあるアーカイブの種類のうち、「個別」「日別」「週別」「月別」に関しては、デフォルトと等価なテンプレート・タグが記述できそうである。
例えば、簡単なところで、月別アーカイブの「アーカイブ・ファイルのテンプレート」欄に
<$MTArchiveDate format="%Y/%m"$>/index.htmlと記述しても、構築されるアーカイブは変化しない。
ところが、カテゴリーアーカイブについては同様には行かない。 例えば、単純に
<$MTArchiveCategory dirify="1"$>/index.htmlとしてみると、半角英数字のみでかつサブカテゴリーがない場合には問題ないが、日本語版の場合、特にカテゴリー名が日本語のみで記述されていると、「dirify」した時に、MTArchiveCategoryの結果が全て除去されてしまう。このような場合でも実際のデフォルト値(空白)では、「cat1」というようなユニークなカテゴリーのディレクトリ名が自動的に作られている。
また、カテゴリーアーカイブはデフォルトではサブ・カテゴリーに対応している。 果たしてこれを記述できるテンプレートタグが標準で存在しているのだろうか?
いろいろ試してみたが、今のところ見つけられていない。 もし、この辺について詳しい方がおられたら、コメントなりトラックバックして頂きたい。
カテゴリー: MTアーカイブ 16:51 | コメント (0) | トラックバック (0)
昨晩は、SVJEN の 第12回ラウンドテーブル「起業家の心得」 があった。
今回の講師は、校條 浩(めんじょう ひろし)氏。 校條さんはSVJENのボード・メンバーも務めておられる方で、現在はベンチャーのコンサルテーションやベンチャーキャピタリストとしてご活躍中である。
従来ラウンドテーブルは講師の一方的な話しではなく、参加者もどんどん発言や質問をする、いわゆるインターラクティブな形式で毎回進められている。
今回もこれを踏襲し、校條さんがプレゼンの方向性を示した後、会場から出てきた話題に応じて、用意されていたプレゼン資料を表示し、それについて校條さんなりの見解を述べたり、別の参加者からの意見を募ったり、という形で約2時間にわたり行われた。
ラウンドテーブルは起業家どうしが本音で語り合えるようにと、内容は原則非公開となっている。 このブログでは特別に、今回のラウンドテーブルのさわりをちょっとだけ紹介させていただく。
まず校條さんのプレゼンは、なんと上方落語のお話しから始まった。正確に記録してきたわけでないので、あくまでも私の不確かな記憶ではあるが、内容的には、
「現在の上方落語が繁栄しているのは、落語家が芸を磨き面白い話しをして、そしてお客さんがそれにお金を払っているから。 決してお客さんが上方落語文化を育成しようとは思っていない。」これを校條さんなりに上方落語をシリコンバレーに置き換えて、
「現在のシリコンバレーが繁栄しているのは、起業家が売れる商品(サービス)を開発して、そしてお客さんがそれにお金を払っているから。決してお客さんがシリコンバレーを育成しようとは思っていない。」概略はこんな感じ。
要は、起業家たるもの、お客がお金を払ってでも欲しがる商品やサービスを開発すること。
落語を聞いてくれるお客がいなければ、それがいくらすごい芸でも意味は無い。
商品を買ってくれるお客がいなければ、それがいくらすごい技術でも意味は無い。
ということでしょうか。
こんな雰囲気で、議論が続いた2時間であった。
カテゴリー: SVJEN 01:08 | コメント (0) | トラックバック (0)
前回の『Movable Typeのアーカイブ(3) 「アーカイブ・ファイルのテンプレート」』の続きとして、「週別アーカイブ」を取り上げてみる。
週別アーカイブは、Movable Type に準備はされているものの、デフォルトで有効化もされておらず、また、有効化しても、そこに対するリンクをどうやって張るか、という問題もある。そこで、このブログ「シリコンバレー24時」の例を紹介する。
このブログにおける 週別アーカイブ の「アーカイブ・ファイルのテンプレート」欄は、
<$MTArchiveDate format="%Y/%m/week%d"$>.htmlとしている。 これで「西暦4桁/月2桁/week 日2桁 .html」の週別アーカイブができる。 ちょっとわかりにくいので例を挙げることにする。 例えばこのエントリーは、2005年05月24日のエントリーである。 この05月24日が含まれる週が開始される最初の日(日曜日)は05月22日である。 よって、この05月24日のエントリーが含まれる週別アーカイブは、
では、この週別アーカイブに対するリンクを張るためにどうしたか、というと、「週間アーカイブ一覧」というページが自動的に構築されるようにテンプレートを作った。 また、その「週間アーカイブ一覧」へのリンクとして、画面右側の「アーカイブ」欄から、その「週間アーカイブ一覧」へのリンクを作った。 このブログでは、画面右側は全ページ共通としているので、どのページからも「週間アーカイブ一覧」にアクセスできることになる。
「週間アーカイブ一覧」や、そこへリンクするためのテンプレートでの記述については別ブログで説明することにする。
カテゴリー: MTアーカイブ , MTテンプレートタグ 14:31 | コメント (0) | トラックバック (0)
管理画面、「設定>アーカイブの設定」ページの「アーカイブ」セクションに「アーカイブ・ファイルのテンプレート」という欄がある。 デフォルトでは全て空白になっている。この欄が何を設定するためのものなのか、疑問に思った方も多いのではないだろうか。実を言うとこの私も、先日までこの欄の使い方がわかっていなかった。
まず、画面の説明を読んでみると、「アーカイブのテンプレート毎に、出力パス名をカスタマイズしてください。」 とある。 これだけでは、まだよくわからないので、付属のヘルプ画面、もしくは、Movable Typeのオンライン・マニュアルのアーカイブの設定 を見てみる。 結局の話し、ここに書いてある事が理解できれば、この「アーカイブ・ファイルのテンプレート」欄を使いこなすことができるわけである。
また、別の解説として、「各種アーカイブファイルを効率的に構築する」に図入りで丁寧に解説してあるので、非常に参考になると思う。
既にマニュアルや良い解説ブログがあるので、ここでは、このブログ「シリコンバレー24時」で使っている「アーカイブ・ファイルのテンプレート」欄の設定例をいくつかご紹介しよう。
「個別アーカイブ」
以前のブログ『Movable Type のカテゴリー(8) 「同一ディレクトリ名問題」』ではカテゴリー名について触れたが、個別アーカイブのファイル名での同様な問題が起きる可能性がある。そのため、個別アーカイブの「アーカイブ・ファイルのテンプレート」欄もデフォルトから変更してしまった。具体的には、
<$MTArchiveDate format="%Y/%m/%d/"$><$MTEntryID pad="1"$>.htmlとしている。これで「西暦4桁/月2桁/日2桁 のディレクトリの下に、エントリー毎にユニークな番号6桁のファイル名 + .html 」のアーカイブができる。
「日別アーカイブ」
日別アーカイブの「アーカイブ・ファイルのテンプレート」欄は、
<$MTArchiveDate format="%Y/%m/%d/"$>index.htmlとしている。 これで「西暦4桁/月2桁/日2桁 のディレクトリの下に、index.html」の日別アーカイブができる。
カテゴリー: MTアーカイブ , MTテンプレートタグ 10:20 | コメント (0) | トラックバック (0)
管理画面、「設定>アーカイブの設定」ページの「アーカイブ」セクションの「アーカイブ・ファイルのテンプレート」欄はデフォルトで空白になっている。この欄の使い方はいずれ触れるとして、現段階では、この欄が空白の状態で、それぞれのアーカイブがどこになんと言う名前で作られるかを探る。
まず、アーカイブの格納場所を議論するにあたり基準となるアドレスが必要となる。Movable Typeはそれを、管理画面「設定>基本設定」ページの「ローカル・アーカイブ・パス:」と「アーカイブのURL:」欄で設定している。例えば、この「シリコンバレー 24時」ブログでは、「アーカイブのURL:」の値を「http://www.skymerica.com/blog/yotsumoto/arch/」と指定している。
以下が、各アーカイブ毎の格納アドレスの解析結果をまとめたものである。 例として、2005年05月12日に、タイトルが日本語の文字だけで綴られたエントリーが、あるカテゴリーに属する場合、このエントリーが何処に格納されるかを見てみる。
「個別アーカイブ」
「アーカイブのURL:」から、西暦4桁/月2桁 のディレクトリに、タイトルをdirifyした結果のファイル名に、拡張子を.html をつけたファイル。ただし、タイトルが日本語のみだと、dirifyした結果が空白となってしまうため、その様な場合は、「post_4.html」の様なフォーマットになり、数字部分が重複しないように増えて行く。
今回の例では、
.../arch/2005/05/post_4.html
となる。
「月別アーカイブ」
「アーカイブのURL:」から、西暦4桁/月2桁 のディレクトリの下に、index.html というファイル名で作られる。このファイルに1月分のエントリーが全て含まれる。
今回の例では、
.../arch/2005/05/index.html
となる。
「カテゴリー アーカイブ」
「アーカイブのURL:」の下に、カテゴリーのタイトルをdirifyした結果をディレクトリ名として、ディレクトリが作られ、その下に、index.html というファイル名で作られる。カテゴリーのタイトルに関しては、エントリーのタイトル同様、全て日本語文字だとdirifyした結果が空白となってしまうため、その場合は、「cat1」のようなディレクトリ名になり、数字部分が重複しないように増えて行く。
今回の例では、
.../arch/cat1/index.html
となる。
「日別」
「アーカイブのURL:」から、西暦4桁/月2桁/日2桁 のディレクトリの下に、index.html というファイル名で作られる。このファイルにその日1日分のエントリーが全て含まれる。
今回の例では、
.../arch/2005/05/12/index.html
となる。
「週別」
これは先に例を挙げたほうがわかりやすいと思う。今回の例では、まず、5月12日の週の始まり(日曜日)は5月8日である。よって、5月12日分のエントリーが含まれる週別アーカイブは、
.../arch/2005/05/08-week/index.html
のようになる。
カテゴリー: MTアーカイブ 02:28 | コメント (0) | トラックバック (0)
管理画面、「設定>アーカイブの設定」ページの「アーカイブ」セクションの表を見てみると、デフォルトでは、「日別」、「週別」のアーカイブはチェックされていない。折角用意されているこの2つのアーカイブを有効にすることを考えてみる。
まず、実験として、これらの2つにチェックを追加して、「変更を保存」後、「サイトの再構築」を行ってみた。再構築されたブログサイトを見てみると何の変化もない。従来どおり、「個別」、「月別」、「カテゴリー」のアーカイブへリンクを辿ることはできるが、新たに加えたはずの「日別」、「週別」のアーカイブをブログ上から見つけることはできなかった。Movable Typeの導入当初も同じ実験を行ったのだが、何の変化もなく、うまく動作しているのかどうかの確認がとれなかったので、その時はすぐにもとの設定に戻してしまった。
今回は、もうちょっと深く解析してみるため、サーバーのshellにログインしてから中を見てみることにする。すると、実はしっかりと日別アーカイブと週別アーカイブができているのであった。ただ、Movable Typeのデフォルトのテンプレートでは、再構築されたブログページからは何のリンクも張られないので、今までその存在に気づかなかったわけだ。
教訓としては、今後、アーカイブの種類を増やす場合は、それに追随して、テンプレート側もそれに対応した変更を加えなければ意味が無いということである。では、どこにどんな形でアーカイブができているのか、それらをどうやってブログページからアクセスできるようにテンプレートを変更してゆくのか、について探ってゆく。
カテゴリー: MTアーカイブ 10:47 | コメント (0) | トラックバック (0)
一昨晩になってしまったが、JTPAの技術交流会があった。前回の技術交流会から、約一ヶ月ぶりである。
なぜ、このブログの掲載が一日遅れたかと言うと、このブログを書くにあたり、前回のブログ『JTPAセミナーお知らせ 「CJKV 日中韓越情報処理」』が先にあった方が都合が良かったので。
では、今回の技術交流会での内容はというと、やはりその来週開催予定の『JTPAセミナーお知らせ 「CJKV 日中韓越情報処理」』についての話題から始まった。
そこから、派生して、JIS, SJIS, EUC から Unicode にいたる日本語コード体系について。ソフトウエアの日本語化(ローカライゼーション)や国際化(インターナショナライゼーション)の話題となった。
それから、それらを現す特殊な表記として、ソフトウェア系エンジニアにはお馴染みの「I18N」 とか 「L10N」 とかについて。ソフトウェア系でないエンジニアの方に尋ねてみたが、やはり、この2つの意味がわからないということであった。
これについては、江島さんのブログでもご指摘のとおり、「I18N」は Internationalization = 国際化 のこと。先頭のIの文字から最後のnの文字までの間に18文字あるのでこういう表記する。同様に、「L10N」は Localization = 現地化 のこと。これも、先頭のLの文字から最後のnの文字までの間に10文字あるからである。
その際、この2つの言葉の定義というか、使い分けはどうなっているのか、という話しに至ったが、正確な使い分けは非常に難しく、結構曖昧に使われているのが現実だという結論にいたった。この辺について、ご意見のある方は、コメントかトラックバックをいただけると助かります。
それに関連して、言葉の定義というか使い方として、「デバッグ(debug)」という言葉が挙がった。コードを書いたプログラマ自身がテストしてバグを発見してそれを修正すれば、「デバッグした」といえるであろう。しかし、最近の大規模ソフトハウスの様に、プログラマーとテスターが別の人間が行っている場合、果たして「テスターがデバッグします」とうことはありえるのか? つまり、テストして不具合を発見するところまでの作業も「デバッグ」と呼んでよいのかどうか。 それについては、バグを出すので、「出バッグ」と書くべきではないか、というジョークまでも出た。 また、この「デバッグ」という言葉のゲーム業界での使い方が、PCのソフト業界と若干違うのではないか、という指摘もあった。
書き出すとキリがないのでこの辺にしておくが、こんな話題が延々と続いた技術交流会であった。
カテゴリー: JTPA 10:31 | コメント (0) | トラックバック (0)
来週、5月27日(金曜日)に、JTPAの技術セミナー「CJKV 日中韓越情報処理」が開催される。詳細は、JTPAのページにあるとおり。
JTPAとしては、初めての日米同時中継セミナー、講師も業界の第一人者、という事もあり、今回のセミナーには力をいれている。特に企画からアレンジまでなさっているセミナー担当のAさんが張り切ってガンバッテおられる。これに関しては頭の下がる思いである。
ということで、現在、JTPAでは、関係者総動員でこのセミナーをプロモーション中である。具体的には、
梅田望夫さんのブログ「My Life Between Silicon Valley and Japan」
江島健太郎さんのc-netブログ「Kenn's Clairvoyance」
村山尚武さんのブログ「Sotto Voce: The Art of the Blog」
と多数の有名ブログで既に紹介されている。
そのため、私がここでとやかく言えることははっきり言って何も残っていない(笑)。
そこで、このセミナーの別の楽しみ方をひとつご紹介。
先日、最近長く会っていない東京の友人にメールをして、このセミナーに参加するように誘ってみた。運良く都合がついて彼は出席してくれるということだったので、「では、当日、画面越しに会いましょう」ということになった。この様にシリコンバレーと東京と離れていても、同じ時間と空間を共有できれば、ちょっとした同窓会的な気分を味わえると思う。皆さんも離れたお知り合いと、お互い誘い合って参加されてみてはいかがだろうか。これはこれで、今回のセミナーの別の楽しみ方だと思うし、このような遠隔会議システムを両端にいる知人と一緒に体験してみるのも悪くないと思う。
それから、私個人としては、ここに紹介されている、「日本語情報処理」という本を実は既に持っている。折角の機会なので、Ken Lunde氏の直筆のサインをいただこうと密かに企んでいる。 もし、Ken Lunde氏の本を既にお持ちであれば、当日、持ってこられた方が良いかもしれない。でも、これはシリコンバレー側に限ってのことだが。
と、このように大変良い機会なので、ソフトウエアの言語処理が専門でない方でも、是非、参加していただきたい。当日は、私もスタッフとして、シリコンバレー側の会場にいる予定なので、参加者の方は、シリコンバレー側はもちろん、東京の会場側からでも、お気軽にお声がけください。
カテゴリー: JTPA 18:29 | コメント (0) | トラックバック (0)
先日の『Movable Type のカテゴリー(8) 「同一ディレクトリ名問題」』に関連する記述をマニュアルの中に見つけたので、今回はそれについて。
テンプレート・タグのタグ・アトリビュートとして、「dirify」というものがある。詳しくは、マニュアルを見ていただければわかることだが、少し引用させていただくと、
dirifyを 1 を設定すると、タグを「dirify」します。すなわち、タグの値を、ファイル名や検索用に合わせたものに変換します。値は、小文字(abc...)に変換され、HTMLのタグやエンティティは除去され、普通でない文字 (アルファベット、数字、アンダースコア (_)、空白以外の文字) は除去され、空白はアンダースコア (_) に変換されます。
とあり、また、補足として、
(訳注: 日本語は dirify によってすべて除去されてしまいます)
とある。
このことから、Movable Type では、エントリーのファイル名や、カテゴリーのディレクトリ名にこの規則が適用されているということがわかる。やはり、先日のブログで指摘したとおり、エントリーやカテゴリーのタイトルにおいて、「英語と日本語が混在し、かつ、日本語部分のみが異なる場合、それぞれを識別できなくなってしまう」という問題が起こるわけだ。
カテゴリー: MTカテゴリー , MTテンプレートタグ 02:09 | コメント (0) | トラックバック (0)
Movable Type 関連のカテゴリーとして、「MT カテゴリー」、「MT テンプレート」という名前でカテゴリーを作成していた。正確に言うと、先頭の「MT」は半角、次に半角スペース1個が続き、それに、「カテゴリー」もしくは「テンプレート」という全角の文字。双方のカテゴリーともディレクトリ名が 「mt_」 になっており、結果的に、どちらのリンクも同じアドレスへリンクされていた。
このように、日本語と英語が混在したカテゴリー名の場合、注意が必要のようだ。
カテゴリーのディレクトリ名規則を推測すると、
ということは、英語と日本語が混在するカテゴリー名で、日本語部分のみが異なる場合、現行の Movable Type は、同じディレクトリにカテゴリーアーカイブを書き込んでしまうことになる。そのため、このブログ・サイトの場合、「MT カテゴリー」を作成した後、「MT テンプレート」を作成したが、先に存在していた「MT カテゴリー」にはアクセスできなくなった。
回避策として、日本語のみの「MTカテゴリー」、「MTテンプレート」という全て全角文字のカテゴリー名に変更した。その結果、cat8 cat16 というディレクトリ名になり、それぞれに問題なくアクセスできるようになった。
カテゴリー: MTカテゴリー 10:34 | コメント (0) | トラックバック (0)
Movable Typeのアーカイブを取り扱うのは簡単とは言えない。それなりに、Movable Typeがアーカイブをどのように構築しているのかのメカニズムを理解していないと、使いこなすことができないようだ。これについても、例のごとく、少しずつ解析してゆく。
まず、「設定>アーカイブの設定」ページを見てみる。 アーカイブの種類として、「個別」、「日別」 、「週別」、「月別」、「カテゴリー」 の5つがあるのがすぐにわかる。その内、デフォルトで有効になっている、つまり、左の四角にチェックが入っているのは、「個別」、「月別」、「カテゴリー」 の3つである。
それらはそれぞれ、「個別 -> 個別エントリーアーカイブ」、「月別 -> 日付アーカイブ」、「カテゴリー -> カテゴリー・アーカイブ」 というテンプレートと関連付けられている。
この関連付けは、「設定>アーカイブの設定」ページの「新しく、テンプレートとアーカイブを関連付ける。」のセクションで行われている。 新規の関連付けは、ここで、「アーカイブの種類」欄と「テンプレート」欄でそれぞれの項目を選択後、[追加]ボタンを押すだけである。 この際のテンプレートは「テンプレート」画面の「アーカイブに関連したテンプレート」で事前に登録しておく必要がある。
また、この新規の関連付けの結果は、その下の「アーカイブ」セクションの一覧ですぐに確認できる。
カテゴリー: MTアーカイブ 01:42 | コメント (0) | トラックバック (0)
Movable Typeの管理画面のテンプレート・ページは大きく4つのセクションに分かれているが、その2つめのセクションが「アーカイブに関連したテンプレート」のセクションである。
このセクションには初期値として、「カテゴリー・アーカイブ」「個別エントリーアーカイブ」「日付アーカイブ」の3つのテンプレートが登録されている。
この「アーカイブに関連したテンプレート」セクションの下には、「アーカイブ・ファイルのオプションを編集」というリンクがある。 これは、ブログ設定画面の「アーカイブの設定」ページへとリンクされている。
このように、これらのテンプレートは、アーカイブの取り扱い全般に関わる部分でもあるので、今後これについては、専用のカテゴリー「MTアーカイブ」で議論して行くことにする。
カテゴリー: MTアーカイブ , MTテンプレート 10:16 | コメント (0) | トラックバック (0)
Movable Typeの管理画面のテンプレート・ページは大きく4つのセクションに分かれているが、その3つめのセクションが「特別なテンプレート」のセクションである。
このセクションには、7つの特殊なテンプレートが定義されているが、これに新しいテンプレートを追加することはできない。
その内訳は、「コメント・リストのテンプレート」等、コメントにつていが4つ、それから、トラックバック、画像ポップアップ、ダイナミックページのそれぞれについて1つずつの特殊テンプレートが事前登録されている。
このブログサイトでも、現在、これらのテンプレートはディフォルトのままで使っているが、別段、問題を感じないので、しばらくは、そのままにしておこうと思う。
カテゴリー: MTテンプレート 19:23 | コメント (0) | トラックバック (0)
Movable Typeの管理画面のテンプレート・ページは大きく4つのセクションに分かれているが、その最後のセクションが「テンプレート・モジュール」のセクションである。
動作がわかりやすい、この「テンプレート・モジュール」についてまず調査してみる。
これは、共通して利用できるHTMLなどのコードをテンプレートとして抽出しておき、他のテンプレートに埋め込むことができる。
サイト全体で使うヘッダー部分に利用する場合等が典型例で、例えば、「Header」という新しいテンプレート・モジュールをあらかじめ作成ておき、本体となるインデックス・テンプレートやアーカイブ・テンプレートの中で、
<$MTInclude module="Header"$>
この「テンプレート・モジュール」は、非常に便利であり、すでにこのブログでもよく使っている。
カテゴリー: MTテンプレート , MTテンプレートタグ 03:03 | コメント (0) | トラックバック (0)
『Movable Type のテンプレート・スタイルについて(3) 「インデックス・テンプレート」編』の続き。
実験として、「新しいインデックス・テンプレートを作る」より、「出力ファイル名」欄に、「abc/def.html」として新たなテンプレートを書き込んでみる。
ディレクトリを事前に作成していない状態から「サイトの再構築」をしてみると、「書き込みに失敗しました」というエラーが発生した。
今度は、先にディレクトリabcを作成してから「サイトの再構築」をしてみると、「サイトの再構築」がエラーなく終了した。 ディレクトリabcの下に、def.html が作成されている。 内容も「テンプレートの中身」欄のとおり。
次に、先ほどの実験の「出力ファイル名」欄を、「../def.html」と変更してから、再度「サイトの再構築」をしてみる。 問題なく「サイトの再構築」ができた。
この実験により、相対パスを指定すれば、書き込みパーミッションがある条件の下で、「ウェブログの設定」画面の「基本設定」の「ローカル・サイト・パス」欄で指定されているディレクトリより上の階層にも書き込みができる、ということがわかった。
さらに、先ほどの実験の「出力ファイル名」欄を、「/tmp/def.html」と変更してから、再度「サイトの再構築」をしてみる。 これも、問題なく「サイトの再構築」ができ、/tmpディレクトリにdef.htmlというファイルが出来ていた。
これにより、絶対パスでも問題がないことがわかった。
カテゴリー: MTテンプレート 02:04 | コメント (0) | トラックバック (0)
Movable Typeの管理画面のテンプレート・ページは大きく4つのセクションに分かれているが、その最初のセクションが「インデックス・テンプレート」のセクションである。
この「インデックス・テンプレート」セクションには、出力ファイル名が styles-site.css と言うスタイルシートが登録されている。Movable Typeがこのスタイルシートについて、どのような処理をしているか少しだけ解析してみる。
テンプレートの名前をクリックして、「テンプレートの編集」画面を見てみると、「テンプレートの名前」欄が「スタイルシート」、「出力ファイル名」欄が「styles-site.css」、「テンプレートの中身」欄には、スタイルシートの記述がそのままの形で記録されている。ここで、「そのままの形」と言っているのは、テンプレートタグ等は一切挿入されていない、という意味である。
この状態から、「サイトの再構築」した結果としては、ブログのトップページのディレクトリに、中身は「テンプレートの中身」で指定したそのままのかたちのファイルが、「出力ファイル名」で指定されたファイル名、つまりデフォルトでは、「styles-site.css」という名前で作成されているのがわかる。
他のファイルも見てみると、スタイルシート同様に、テンプレート管理画面のインデックス・テンプレートに登録されているテンプレート(スタイルシートも含む)がブログのトップページのディレクトリに、指定された「出力ファイル名」の名前で作成されていることがわかる。
ということは、ここはテンプレートの作成となっているが、応用として固定的なページの作成にも使えるのではないだろうか。例えば、ブログ作者のプロフィールページ等である。これについて試してみる。
テンプレートの管理ページより、「新規テンプレートをつくる」をクリック。新規テンプレートの画面が開いたところで「テンプレートの名前」欄を 「作者紹介ページ」、「出力ファイル名」欄を profile.html として、「テンプレートの中身」に簡単な、HTMLによるテストページを記述後、[保存]ボタンを押す。
保存後、[再構築]ボタンを押して再構築してみると、トップページのディレクトリにprofile.htmlというファイルが出来上がる。この段階では、どこからもリンクされていないので、トップページのアドレスに、profile.htmlを付け加えてそのページにアクセスしてみると、作者紹介ページを表示することができる。
今回は、あくまでテストであるが、今後この方法で、自分のプロフィールページを作ってみたい。
カテゴリー: MTテンプレート 06:27 | コメント (0) | トラックバック (0)
Movable Typeの管理画面のテンプレート・ページには、「インデックス・テンプレート」「アーカイブに関連したテンプレート」「特別なテンプレート」「テンプレート・モジュール」の大きく4つのセクションに分かれており、それぞれのセクションには、いくつかのテンプレートが登録されている。
通常、これらのテンプレートはHTMLで記述されているが、その中に「テンプレートのタグ」と呼ばれる、Movable Type独自のタグを埋め込んで、いろんなページを表現している。例えば、よく使われているカレンダー等が典型例である。
具体的な「テンプレートのタグ」とは、「 <$MTEntryBody$> 」のような形式で、これを、テンプレート内のHTMLに埋め込んでゆく。ループや条件つき実行 等もでき、一種のプログラミング言語といった感じ。
「サイトの再構築」を行うと、Movable Typeが、これらのテンプレート・タグを解析して、適切なHTMLを自動的に生成してくれる。
カテゴリー: MTテンプレート 14:55 | コメント (0) | トラックバック (0)
昨日は、知り合いの方々の帰国パーティーというか送別会(もっと正確にいうと「追い出し会」?)があったので、それに出席させていただいた。
ご存知の通りアメリカの学校では、夏休み前の5月末が卒業シーズンとなる。 そのため、日本から留学されていた方々もこの時期に帰国されることが多い。 ご多分にもれず、私の親しくさせて頂いていた方々も何人も帰国される。
この送別会の場所は、ホスト役をされた方のご自宅。 私はサンノゼの中心部より東側に行くことが殆どないため、ちょっと不慣れではあったが、その方の家はサンノゼ東部の高台にあり、夜はシリコンバレーの夜景を眺めながらのディナーとなった。
出席者の年齢層は広く、下は20代前半から、上は...。 それに、日本国内での出身地もまちまちで、湘南ボーイをはじめ関東出身組みもいれば、こてこて関西人あり、その他東北から九州までとこれまた幅広い。ジェネレーション・ギャップと出身地の違い、それに加えて渡米キャリア(日本を離れてからの年数)の違いが複雑に絡んで、みんな同じ日本語を話しているハズなのに、インタープリターが必要となる場面によく遭遇する。ジョークを言っても、ある特定のジェネレーションや、特定の地方出身者にだけウケたりする。 しかし、それがまたそれでおかしい。それから私のような地方出身者は関東や関西のご当地ネタについてゆけないこともある。
それにしても、出席者の皆さんの異常なほどのテンションの高さと笑いの渦の高さに、私などただただ聞く(笑う)ばかりで口を挟むひまもなかった。 今日からは、皆さんからいただいたエネルギーを糧に頑張ってゆきましょう。
最後に、日本に帰国される皆さん、これからも keep in touch でお願いします。
カテゴリー: その他のシリコンバレー関連活動 , 個人ネタ 05:57 | コメント (0) | トラックバック (0)
Movable Type では、テンプレートという各種のページのフォーマットを決める一種の型紙のようなものが定義されており、これに従って、各ページが再構築されている。今後、この Movable Type のテンプレートについて調査・研究してみる。
手始めとして、標準テンプレートの内容を把握しておこう。
まず、標準のテンプレートのバックアップをとっておこうと、管理画面のテンプレートページから全てのテンプレートをローカルファイルへカット&ペーストした。こうしておけば、テンプレートを変更後、部分的に元に戻したくなっても、安心できる。
また、後で気づいたことだが、デフォルト・テンプレート と デフォルト・スタイル(標準デザイン)が Movable Type のウェブページに用意してあった。さすがである。
特に、デフォルト・スタイルについては、Chalkboard、Gettysburg、Independence、Sakura、Squashの5つの色合いが用意してあり、技術的なことを全く意識することなく、スタイルシートの中身をコピー&ペーストして差し替えるだけで、ブログページの色合いを簡単に変更できる。ただし、条件として、デフォルト・テンプレートを利用している必要がある。
ちなみに、Movable Typeのインストール直後は Gettysburgのスタイルになっているようだ。
カテゴリー: MTテンプレート 11:55 | コメント (0) | トラックバック (0)
昨日は2つの会合に参加した。
わたしには、鹿児島大学シリコンバレーオフィス研究員という肩書きもあるので、それに関連したものとして、シリコンバレー大学間連携会議という組織に加わっている。これは、シリコンバレー周辺の大学関係者と地方自治体関係者が定期的に集まり、大学経営、産学連携、シリコンバレー研究等について勉強会と情報交換を行うもの。昨日は、その定例会といったところ。
もう一つは、SVJENのボランティア・ミーティング。これは、SJVENのボランティア スタッフが定期的に顔を合わせ、今後の活動計画の確認や問題点の解決をしてゆきましょう、という集まり。昨日は、参加人数がちょっと少なかった。それでも、今後ボランティアをなさってくれるという新しい方々にも来ていただいた。そのため、昨日のミーティングでは新しい方々へのSVJENの活動内容についての説明があった。これはこれで、自分にとってもSVJENの活動の内容の再認識となった。
カテゴリー: JUNBA , SVJEN 11:57 | コメント (0) | トラックバック (0)
今回の問題HDDに入っていたOSは Windows XP Home Edition だったのだが、ここでさらに注意点がある。
レジストリの破損により Windows XP を起動できなくなった場合の回復方法のパート2にあるとおり、「Windows XP Home Edition でAdministrator としてログオンする場合、最初に Windows XP Home Edition をセーフ モードで起動する必要がある。」ということである。これに従わないと、レジストリ・ファイルのバックアップが記録されている「System Volume Information」というフォルダにアクセスできない。
詳しくは、System Volume Information フォルダへアクセスする方法にあるとおりである。私の場合は、この中の「NTFS ファイル システムを使用している Windows XP Home Edition での Cacls の使用」の項目で紹介してある方法に従った。また、この作業はハードディスクをノートPCに接続し直してから行っている。
それから、先ほど参照したレジストリの破損により Windows XP を起動できなくなった場合の回復方法のパート3の処理を行う。この際、もう一度ノートPCから新規ハードディスクを外して、ディスクトップPCのWindows2000のDドライブとして接続してからアクセスが可能になった System Volume Information フォルダの下にある、最新のレジストリ・ファイルを\Windows\System32\Config フォルダにコピーする。
最後に、ハードディスクをノートPCに接続し直して、これで修復完了のハズ。電源を入れてみると、無事、Windows XP が起動してくれた。途中、いろいろあったが、どうにか一件落着である。
こうやって、区切りのいいところで1日分として、ブログにまとめてみると結局第10話という長編になってしまった。また、途中非常に長く見苦しいタイトルのブログの日もあったが、それは、同じ問題で悩んでいる方に少しでも参考にしていただきたいために、あえて、タイトルにエラーメッセージなどをそのままの表現で入れさせていただいた。お見苦しいとは思うが、ご了承いただきたい。
カテゴリー: HDD復旧 11:04 | コメント (1) | トラックバック (1)
問題解決のために、例のごとくGoogle等で検索をしてみると、「起きない PC」という題名のブログが発見できた。このブログを書いた方の場合も私の場合と全く同じ状況であった。この問題は私だけではないことがわかってちょっと安心かと思ったら、このブログには、根本的な解決策が記載されていなかった。
往生際の悪い私は、もう少し粘ってみることにした。まず調査したのが、「lsass.exe」とは何者か、ということだった。いくつかの文献を読んでみると、雰囲気として、WindowsXPのセキュリティー的に重要なファイルの矛盾や改竄をチェックしているような感じだった。
WindowsXPの場合、\WINDOWS\SYSTEM32\CONFIG\ フォルダの下に、SAM, SECURITY, SOFTWARE, DEFAULT 等、SYSTEMファイル以外にも重要なファイル(レジストリ ファイル)が存在する。この段階で、初期状態のファイルに書き換えたのは、SYSTEMファイルだけであり、これにより、他の重要ファイルとの間で矛盾が生じてしまったのではないかと考えた。そこで、SYSTEMファイルだけでなく、残りの四つのファイルも、同様に、バックアップをとり、\windows\repair\ フォルダからコピーしてくることにした。
ここで、また、別の問題が生じた。先ほどは問題なく入れた WindowsXPの回復コンソールが、Administratorのパスワードを尋ねてくるようになったのだ。結果的にこの問題は解決できず、回復コンソールからのオペレーションをあきらめて、ノートPCから新規ハードディスクをまた外して、ディスクトップPCのWindows2000のDドライブとして接続してから作業を行った。
後の調査で見つかったのだが、具体的なオペレーションの方法として、ちょうど、「レジストリの破損により Windows XP を起動できなくなった場合の回復方法」にあるとおりである。また、このページの注意事項にも 「5つのレジストリ ハイブすべてを置き換える必要がある」と書いてある。
カテゴリー: HDD復旧 13:49 | コメント (0) | トラックバック (0)
『ハードディスクのデータ・リカバリー(HDD復旧作業) (7) 「Windows XP 回復コンソール」編』の続き。
CHKDSK コマンドでファイルシステムの修復をしても現象が改善しないということは、\WINDOWS\SYSTEM32\CONFIG\SYSTEMファイルが完全に壊れているということになる。
それではということで、Google等で検索してみて『「\WINDOWS\SYSTEM32\CONFIG\SYSTEM」が存在しないか壊れているため起動できない』と言うページが見つかったので、これに従って作業してみることにする。
簡単な作業の流れとしては、WindowsXPの回復コンソールにおいて \WINDOWS\SYSTEM32\CONFIG\SYSTEMファイルのバックアップをつくり、\windows\repair\system と言うファイルに置き換える。 すると、WindowsXPが起動するようになるので、その後、システムの復元用に記録されているSYSTEMファイルを「\System Volume Information」フォルダ下からリストアする、という手順である。
実際に手順に従い、\WINDOWS\SYSTEM32\CONFIG\SYSTEMファイルのバックアップを作った後、\windows\repair\system と言うファイルを、\WINDOWS\SYSTEM32\CONFIG\ディレクトリにコピーするところまでは、問題なく進むことができた。これでリブートすれば、WindowsXPが起動するはずである。
システムを起動しなおしてみると、確かに、先ほどまでは表示されなかった WindowsXP のロゴが表示されるようになった。 これで、残りを手順に従って作業すれば終わるだろう、と思っていると、いきなり、
lsass.exe システムエラー パスワードを更新しようとしたときに,このリターン状態は現在のパスワードとして指定した値が正しくないことを示します
カテゴリー: HDD復旧 01:41 | コメント (1) | トラックバック (0)
『ハードディスクのデータ・リカバリー(HDD復旧作業) (6) 「セクターtoセクター」編』の続き
問題HDDから新規HDDへの、セクターtoセクターのコピーも無事に終了したので、さっそく新規HDDをノートPCに装着する。 ノートPCの電源を入れてみると、ハードディスクにアクセスにはいくのだが、すぐに、
次のファイルが存在しないかまたは壊れているため、Windows を起動できませんでした: \WINDOWS\SYSTEM32\CONFIG\SYSTEM
問題HDDを、ディスクトップPCのWindows2000のDドライブとして接続して、\WINDOWS\SYSTEM32\CONFIG\SYSTEM と言うファイルを取り出そうとするが、途中エラーでコピーできない。よりによって、システム・ハイブとよばれる最も重要なファイルが壊れてしまっているようである。
新たにノートPCに装着したハードディスクも、セクターtoセクターでコピーしたままであるので、新規HDDのファイルシステムは、論理的に壊れている可能性があった。
そこで、まず WindowsXPの起動CDから立ち上げて、回復コンソールを起動し、CHKDSK コマンドを実行してみる事にした。詳しくは、マクロソフトのサポートオンライン「Windows XP 回復コンソールについて」が参考になる。
回復コンソールのコマンドプロンプトから、
CHKDSK /R
CHKDSK コマンド実行後、\WINDOWS\SYSTEM32\CONFIG\SYSTEMファイルも修復され、WindowsXPが起動してくるかもしれない。少しだけ期待しながら、ノートPCをリブートしてみたが、結果は同じであった。
カテゴリー: HDD復旧 09:46 | コメント (0) | トラックバック (0)
『ハードディスクのデータ・リカバリー(HDD復旧作業) (5) 「データ取り出し」編』の続き
データとしては一応復旧できたが、最終目標としては、ノートPCが元通りに使えることである。 問題HDDと全く同じ型番の新しいHDDも手元にあるにので、それらのハードディスク間でセクターtoセクターでコピーできるツールを使って、問題HDDの内容を丸ごと新規HDDにコピーする。
セクターとは、ハードディスクの最小データの読み書き単位で、通常512バイト。 今回の 60GBのハードディスク Fjitsu MHT2060AT の場合で、117210240セクターである。 数字を羅列するとピンとこないが、これって、約1億2千万セクターである。
コピーにあたり、デスクトップPCのIDEインターフェースのプライマリにマスター・ディバイスとして問題HDDを接続する。 それから、新規HDDをセカンダリにマスターとして接続する。 両方とも、変換コネクタを使っての接続である。 この接続の際、反対に接続してしまうと、何もデータが入っていない新規HDDの内容を、問題HDDへコピーしてしまい、データを全部消してしまうことになるので、最新の注意が必要だ。
その後、MS-DOSのフロッピーからツールを起動し、コピーに取り掛かる。 実際のコピー作業には、約12時間ほどかかった。
時間はかかったが、ハードウェア的には別段エラーもなくコピーは終了した。 この新しいハードディスクをノートPCに装着して、これで一軒落着、めでたし、めでたし、というハズであった。
さて、その後の経緯と、悪夢のWindowsXPの復旧については次回のブログで。
カテゴリー: HDD復旧 02:22 | コメント (0) | トラックバック (0)
この週末は、ある知り合いの会社の引越しを手伝っている。
今まで2つに分かれていたオフィスを共に引き払い、新しい大きな一つのオフィスにまとめる、というもの。私のお仕事は、サーバールームの機器の接続とネットワーク全般の設定変更のお手伝い。
この手のオフィス統合では、ネットワーク的に、どのように統合するかが問題となる。サーバーも二つのオフィスにあったものを、同時に走らせる必要があるし、また、IPアドレス等も別々に割り振られていたので、これらについても同様である。
その他、トラブルとしては、床下の電源が来ていなかった。 床下といったのは、サーバールームがいわゆる「フリー・アクセス・フロア」になっているから。 床下に新たに導入した電源が動作していなかったのだ。 週末という事もあり、復旧に時間がかかってしまった。 この手のことは、事前に調査を行っておく必要がある。
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